歯周病治療
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
口腔内の清掃が行き届かないでいると、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目に細菌が停滞、炎症を引き起こし、赤くなったり、腫れたりします。
そして、歯周病が進行していくと、歯槽骨と呼ばれる歯を支える土台の骨が溶けて歯が動揺することになり、最悪の場合、抜歯となるかもしれません。
歯周病の原因は主なものとして歯垢(プラーク)と呼ばれる歯の表面についた何十億もの細菌が住み着いている粘着性の物質が挙げられ、他に歯ぎしり、くいしばり、かみしめ、不規則な食習慣、不適合な冠や義歯、喫煙、ストレス、全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)、長期の薬服用等、様々です。
外来では、歯周病治療(機械による歯垢の除去、口腔内の清掃)や歯周病を予防するために、歯科衛生士による専門的なクリーニングを含めた定期的なメンテナンスを行います。
虫歯の治療
虫歯は口の中にいる細菌が糖より酸を作り出し、その酸によって歯質が溶かされる病気です。
歯の表面のエナメル質が白くなる程度の虫歯であるなら、フッ素塗布や歯磨きなどで治療できますが、エナメル質の下層にある象牙質まで進んだ、いわゆる見た目が黒い虫歯が自然に治癒することはありません。
さらに進行が進むと、歯の神経にまで影響を及ぼす事態となり、さらには、歯が崩壊し抜歯になることもあります。
早期発見の場合は、虫歯を除去し、レジン(プラスチック)を詰めます。
虫歯が大きい場合は、金属の詰め物にて修復。虫歯が神経に達していたら、神経の処置を行って、冠を被せる処置、歯を喪失した場合は、ブリッジや入れ歯などの補綴処置を行います。